由羅屋敷
由羅・・・薩摩藩10代藩主。島津氏27代当主 島津斉興の側室。島津久光の実母。
江戸で町人の娘として生まれ、江戸薩摩藩邸で奉公していた際に島津斉興に見初められ側室となる。
島津斉興の三女 智姫、五男 島津久光、七男 唯七郎の三子を出産。文政7年(1824年)に正室である弥姫が死去した後は「御国御前」と呼ばれ正室同様の待遇を受ける。
嘉永年間に島津斉興の後継ぎとして由羅の子で五男の島津久光を推す派と、正室 弥姫の子で長男の島津斉彬を推す派の対立による「お由羅騒動(高崎崩れ)」と呼ばれるお家騒動が起き、由羅も斉彬一派を呪詛したという。
寛政7年(1795年)誕生。慶応2年10月28日死去。
住所 鹿児島県鹿児島市下伊敷2丁目4−11