旅籠若狭屋跡
旧旅籠 若狭屋は江戸時代の純粋な旅籠。
本陣に近い所だが一般庶民が宿泊する施設で、初めは食料を持参し薪代などを払う形態だったが、交通量が増大し現在の旅館形式に変わった。
外観は袖卯達のある造りで江戸時代の形態に戻して改修を行っている。
今庄宿は北陸道の大宿場であり、山中峠、木ノ芽峠、栃ノ木峠、湯尾峠の何れかの山越えを選んで今庄に到り、越前で最初に宿泊する宿場で、越前で最も繁栄した宿場町。
天保年間には戸数290戸うち旅籠屋55軒、茶屋15件、娼屋2軒、縮緬屋2軒、鳥屋15軒などがあった。
幕末には坂本龍馬や水戸天狗党などが。明治11年10月8日には明治天皇が今庄宿を通っている。
住所 福井県南条郡南越前町今庄75−13