東郷家拝領屋敷跡

示現流は東郷重位が京都で修行のあと薩摩に伝えたものです。
そして慶長９年（１６０４年）に第１８代当主島津家久の面前で新しい剣法を披露し、その業は見ている人々を驚かせました。
そのとき家久は重位に薩摩の剣法の指南役をまかせ家禄一千石を与えました。
それから後、示現流は薩摩藩独特の兵法として武士の養成に重要な役割を果たすことになったのです。
また、重位のすぐれた弟子であった薬丸兼陳は、重位に教わっているうちに、新たな薬丸自顕流を起こし数多くの剣士を育てています。
東郷重位が拝領した屋敷は、現在の山下町（市役所敷地の南隣）であり、この地は第４代東郷實満のときに改めて拝領した場所です。
【現地案内板より】

住所　鹿児島県鹿児島市東千石町2−2
　　　　

	東郷重位拝領屋敷碑	東郷家拝領屋敷跡

	東郷家拝領屋敷跡　案内