高橋家の門・塀
松岡中山家の武家屋敷はこの地点から始まる。高橋家は、その最東の位置にあたり、南側の道路にはかつて入口を意味する大きな長屋門もあった。
ここから西方の両側には中山家中の屋敷があり、それぞれ家格に応じた門・塀を備えていた。
しかし、現在その時代の様相を留める物は少なく、その中にあって高橋家の門・塀は当時の面影を偲ばせる貴重な建造物である。
また、松岡の城下町として、学問や武芸に優れた人々が出ているが、この高橋家の先祖は水戸藩政時代に松岡の郡奉行を務め、幕末の志士とも関係があり、こうした人々との交流によって、
明治維新後も多くの名士が訪れ、歴史の一こまをかいま見ることができる。
このようなことから、高萩市が松岡地区環境整備を推進するにあたり、これを修復保存し、郷土を学ぶ一つの拠り所としたのである。
【現地案内版より】
住所 茨城県高萩市下手綱619−3
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高橋家の門・塀 |
高橋家の門・塀 案内 |
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