吉田松陰遊賞之碑

吉田松陰と宮部鼎蔵が東北遊学の際、嘉永五年(1852年)三月四日に訪れた地。

嘉永四年(1851年)勤王の志士吉田松陰は、江戸遊学中友人宮部鼎蔵と密かに東北の旅に出た。
時に松陰二十二歳、学問を磨き情報を収集し、北方海岸の防備を視察する為である。
秋田藩領から矢立峠を越え、弘前、五所川原を経て嘉永五年旧暦三月四日この地を通り、波穏やかな十三湖と遥に霞む岩木山の絶景にしばし足をとどめた。
その日記には「真に好風景なり。」と記している。
これを記念し昭和六年地元有志達は、明治、大正、昭和の三代にわたって活躍した言論人徳富蘇峰の揮毫になる記念碑を建立下が倒壊したため昭和三十九年立て替えた。
この碑も風化による破損が著しくなったので、当初建立した碑に基づいて復元し、平成四年三月この場所に移したものである。
(吉田松陰遊賞之碑の由来より)

住所 青森県北津軽郡中泊町今泉唐崎255−1 周辺
地図
吉田松陰遊賞之碑 吉田松陰遊賞之碑 裏面
吉田松陰遊賞之碑の由来 吉田松陰遊賞之碑
十三湖 十三湖