塩浸温泉龍馬公園

坂本龍馬は慶応2年(1866年)旧暦1月24日(新暦3月10日)未明午前2時頃、京都伏見の寺田屋で幕士に襲われ手傷をおった。
薩摩藩邸にかくまわれ傷の手当てをしている時、家老小松帯刀と西郷隆盛から薩摩の霧島での温泉療養を勧められ、
旧暦3月4日(新暦4月18日)小松、西郷、吉井ほか数名、そして新妻お龍と共に薩船「三邦丸」で大阪を発ち、旧暦3月10日(新暦4月24日)鹿児島・天保山に到着した。
しばらく小松帯刀別邸に留まり旧暦3月16日(新暦4月30日)錦江湾の桜島を眺めつつ船で浜之市港へ向い、霧島を目指して、ここに降り立った。この時龍馬32歳、お龍27歳であった。
龍馬・お龍のこの旅が「日本最初の新婚旅行」と言われている。
霧島の旅の中で一番逗留した地がここである。合計18日間の滞在は、この温泉の効用と無関係ではなさそうだ。
江戸後期に記された地誌である「三国名勝図会」には、刀や斧による傷などに薬効があると記されており、左手に傷を負った龍馬にはうってつけの泉質だったと言えるかもしれない。
【現地案内板より】

住所 鹿児島県霧島市牧園町宿窪田3606
    地図
志おひ多しの川桟敷 龍馬風呂
龍馬とお龍亀岩 塩浸温泉
坂本龍馬お龍新婚湯治碑 坂本龍馬お龍新婚湯治碑
坂本龍馬お龍新婚湯治碑 塩浸温泉
塩浸温泉龍馬公園 塩浸温泉 案内
坂本龍馬とお龍来訪記念