西南の役薩軍の墓
末吉町岩崎岩南の山中にあるこの塚は、明治10年(1877年)の西南戦争において、岩之上から坂口坂、大沢津の坂を上って来た官軍と戦って戦死した薩軍(西郷軍)の墓といわれている。
記録では7月23日~24日に岩川や丸山原で戦闘が行われているので、この頃の戦死者と思われるが、医師には氏名等の刻字も無く、誰らが葬られたかは分らない。
大隅町岩川(弥五郎伝説の里の下)には、官軍(明治政府軍)の墓が整然と並び今も多くの人々が訪れるのに対して、薩軍の墓は静かな山中にひっそりと建っている。これらは余りにも対照的であり、
当時の勝者と敗者の歴史を感じさせる史跡である
【現地案内板より】
住所 鹿児島県曽於市末吉町岩崎 周辺