大山巌誕生地

「ナポレオン以来の戦略家」「ブルドッグの如き猛将」「人格はグラント将軍、戦略はリー、ジャクソン両将軍に伍する」
－日ロ戦争で満州軍総司令官といて奉天大会戦に勝利した大山巌元帥の名声は世界を駆けました。
１８４２年（天保１３）に生まれ、幼名は岩次郎、後に弥介と改めた大山は西郷隆盛が郷中頭を務める下加治屋町の元気坊として育ちました。
西郷の弟従道とは特に仲が良く、血気にはやって寺田屋事件で謹慎を命じられたり、薩英戦争ではスイカ売決死隊に加わり、英旗艦ユーリアスに乗り込んだという記録があります。砲術を学び、陸軍に身を置いた大山はフランス留学の後、陸軍の近代化につとめ、初代陸軍大臣に就任。
日清・日露の両戦争での活躍によって元帥公爵という最高の地位を与えられました。
東洋の豪傑のイメージとは逆にハイカラを好み、豪壮なシュロス（西洋城）に住み、１９１６年（大正５）に永眠、国葬によって那須（栃木県）に葬られました。
【現地案内板より】

住所　鹿児島県鹿児島市加治屋町４−４１
　　　　

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