南洲翁遊猟之地碑

粟野岳温泉には、西郷隆盛(せごどん)が西南戦争の前年明治9年(1876年)3月からの約1カ月間ここに滞在して猟を楽しみながら静養されたことで知られております。
ここから部下の池上四郎氏へ出した手紙には「ここの人々は気兼ねすることなく、眺めも大変よく俗世界を離れた仙人が住むような所です。毎日の山を駆け巡る生活をしている。」と記されており大変気に入っていたようです。
ここに滞在された約1カ月間には様々な逸話が残されており、「西郷どん」の人柄が垣間見え、この粟野岳温泉も「西郷どん」にゆかりがあることから「南洲館」と名付けられました。
また、湧水町には西南の役中に個人宅に宿泊された場所があり、お礼に贈られた「硯(すずり)」は西郷南洲顕彰館に展示されております。
【現地案内板より】

住所 鹿児島県姶良郡湧水町木場6357(栗野岳温泉 南洲館)
    地図
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