三芳野小学校

桜国輔に従五位が贈られた事を記念した桜国輔贈位記念碑。
大川平三郎が寄付をして校庭拡張、増改築をした事を記念した校庭拡張記念碑
が小学校の校庭に建てられている。

桜国輔・・・志士。江戸薩摩藩邸浪士隊。
武蔵国入間郡紺屋村に生まれ、13歳の時に江戸へ出て日尾荊山に学び、後に塩谷宕陰に師事する。
慶応3年(1867年)江戸薩摩藩邸の浪士隊に加わり参謀兼輜重長となる。同年12月25日、庄内藩を中心とした薩摩藩邸焼討が起こり防戦するも敗走。
入間郡岸村まで逃れたが川越藩兵に包囲され自刃。
天保14年(1843年)10月20日誕生。慶応3年(1868年)12月26日自刃。

大川平三郎・・・実業家。
祖父は川越藩剣術師範 大川平兵衛。妻は渋沢栄一の娘。
明治5年の13歳の時に東京に出て渋沢栄一の書生となり、渋沢家の家事や雑用をしながら大学南校で学ぶ。
明治8年に抄紙会社(初代、王子製紙)に入社。外国人技師の技術を習得し機械技術を研究して日本人初の製紙技師となる。
海外留学などを経験し、抄紙会社の要職を務めていく。明治31年に三井財閥が経営権を握ったため初代、王子製紙を退社。
その後は、四日市製紙、九州製紙、中央製紙、木曽興業、、中之島製紙、樺太工業、富士製紙などの経営に関わり、
大川平三郎が関わる製紙会社が国内シェア45%を握る程となり「日本の製紙王」と呼ばれ、製紙会社以外にも80社ほどの企業経営に関わり大川財閥を築き上げた。
万延元年(1860年)10月25日誕生。昭和11年12月30日死去。

住所 埼玉県坂戸市横沼213−2
地図
桜国輔贈位記念碑 桜国輔贈位記念碑 案内
校庭拡張記念碑 校庭拡張記念碑 案内
記念碑