烏島砲台跡

烏島は、かつて桜島の沖に浮かぶ小島でした。
嘉永3年(1850年)頃、島津家第27代当主 島津斉興は、海防体制を強化するため、ここに砲台を築きました。
文久3年(1863年)の薩英戦争時には3門の大砲が配備されており、イギリス艦隊に砲撃を浴びせました。
特にイギリス艦隊が桜島小池沖から、この烏島砲台のすぐ横を南下して撤退していったため、この間は双方激しい砲撃戦を交えました。
大正3年(1914年)の桜島大爆発で、島の周りは流れ出た溶岩で埋め尽くされました。
海を隔てた1つの島が溶岩で埋もれてしまうというこの現象は、火山史上でも非常に珍しいものです。
【現地案内板より】

住所 鹿児島県鹿児島市桜島横山町
    地図
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