蒲生御仮屋門
蒲生地頭仮屋の正門で通称「御仮屋門」と称される。御仮屋とは現在の役場にあたるものである。
この地にあった当時の御仮屋は石垣の高塀を巡らし中央の正門(御仮屋門)を中に入ると広庭に出た。
左手には鐘撞堂があり、周囲には建物が並列していた。
門の直前に正玄関、右手に中門があり、その内側が正院の庭になっていたが、隣にある御仮屋犬槙の下がその場所である。
御仮屋は文政9年(1826年)3月に再建されたのであるが、それ以前のものが腐朽したため新たに建てられた旨が姶良市教育委員会所蔵の地頭仮屋棟札に記されている。
御仮屋門は高さ4.5メートル、横6.1メートルで材木にはすべてクスノキが使用されている。
反り瓦屋根の両脇には小屋根が、前方には袖が出ており、乳鋲を打った観音開きの大扉や不浄門などに昔日の面影をとどめている。
【現地案内板より】
住所 鹿児島県姶良市蒲生町上久徳2399
     
  
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    | 犬槇 | 犬槇 案内 | 
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