伊集院兼寛・須賀誕生地

伊集院兼寛、伊集院須賀(俊子)が誕生したといわれる地。

伊集院兼寛・・・薩摩藩士。軍人。政治家。誠忠組に参加し文久2年(1862年)4月23日の寺田屋騒動では戦闘に加わらず、藩の説得に応じ謹慎を命じられる。
          文久3年(1863年)禁門の変、同年の薩英戦争、慶応4年の戊辰戦争に従軍。維新後は薩摩藩権大参事を務め、以降に大蔵省、海軍に入省。
          明治10年の西南戦争では四国方面の情勢探索活動に従事。明治11年に元老院議官に就任し、明治23年から明治30年まで貴族院議員に就任し
          天保9年(1838年)1月2日誕生。明治31年4月20日死去。
伊集院須賀(俊子)・・・伊集院兼寛の姉。西郷隆盛の最初の妻。嘉永5年(1852年)伊集院家と親しくしていた西郷隆盛と結婚。結婚後に西郷隆盛の祖父、父、母と相次いで亡くなり、
               安政元年(1854年)に夫の西郷隆盛が藩主 島津斉彬の参勤交代に従い江戸へ出府。
                               大家族であった西郷家の家計を切り盛りし内助の功を立てるが安政元年(1854年)11月に西郷隆盛と離婚。
              須賀の窮状を見かねた伊集院家が須賀を引き取ってしまったとも、江戸在府の西郷隆盛を伊集院家の親戚が説得したとも言われている。

住所 鹿児島県鹿児島市上之園町24−19
    地図
伊集院兼寛・須賀誕生地