造船所跡

ここは、安政年間島津家28代藩主島津斉彬の命により造船所が設置されていた。
これは海防の強化を図るため、幕府の目をぬすみ藩内4か所と同じく西洋式大型船の建造を計画した。
ここの造船所は主に軍船の建造をし、周囲に高い莚を張り住民の目から遠ざけた。
ここの造船所では嘉永7年に造船に着工し、翌、安政2年に「鳳瑞丸」と「万年丸」の二隻が竣工した。
その後完成した「鳳瑞丸」は安政3年、江戸へ回航し幕府の用に供された。
尚、幕府は安政元年7月、日本船印布令を出し、白帆に朱の日の丸を描いて船印とし、これが我が国の国旗の始まりと言われている。
【過去に建てられていた案内板より】

住所 鹿児島県垂水市牛根麓34−8
    地図
造船所跡